実行委員長の井上さんが、初心者のためのワールドコン解説、お勧め企画などいろいろお話してくれました。投票で日本開催が決まったとき、初めてのアジアでの開催に

「これで本当に《ワールド》コンになった」

と海外の方たちが祝福してくれた、とのお話に感動してしまいました。涙もろいとおっしゃる井上さんのキャラクターも好印象でした。自分は誘致運動にもまったく協力していませんし、ちょっと敷居が高かったワールドコンですが、親しみがわいてきました…。

The mayor of Yokohama on the JINRIKISHA.

しょっぱなに中田横浜市長が人力車で登場！会場の半分以上を海外からの参加者が埋めているのを意識しての演出ですね。大いに受けて嬉しそう。（笑）エコに配慮して今後は市長の公用車を人力車にするとジョークを飛ばしてました。

数日後に、海外の参加者さんがコスプレのままクイーンズ・スクエア（会場と隣接するでっかい商業エリア）のレストランで食事をしていてびっくりしたのですが、

「実は市長がワールドコンにノリノリでクイーンズ・スクエア一帯をコスプレＯＫにしたらしい」

という噂を聞きました。（笑）

市長の貢献はそれだけではありませんでした。会場で、横浜市観光局に勤めている旧友に十数年ぶりにバッタリ遭遇してびっくり。ＳＦのエの字も読まないタイプなのに、ジャージ姿で脚立かなにか運んでいて…。おもわず

「…こんなとこでなにしてんの！！」
（↑第一声（^ ^；））

と聞いてしまったのですが、横浜市からヘルプとして派遣されてたそうです。労働力も提供してくれてたんですね。市長、粋なはからいありがとう。さすがはゴミ収集車にクレイジーケンバンドの曲を流させたパフォーマー・中田市長だけのことはあります。いや、彼の一存かどうかは知りませんが、市長が変わった頃に流れはじめたような…（笑）（その後インストになりましたが…現在は…はて、どうなってただろう？）

…セレモニーの中で祝電が紹介されたのですが、最後に読み上げられた差出人の名が

「前外務大臣　自民党幹事長　麻生太郎」　…

日本人観客大爆笑でした。（笑）

マンガ好きとのイメージしかなかったのですが、じつはＳＦ作家の野田昌弘氏の従兄弟なんだそうです。

羽織袴で現れた、井上実行委員長さん。前年の実行委員長から贈られたミッキー帽を被って。

ゲスト・オブ・オナーの小松左京さん。
うわー、本物だー！（^ ^；）
車椅子ながらジョークばりばりのおじいちゃまでした。

横浜開催に感慨が、とのことで、
「昔、赤い靴をはいた女の子が異人さんにさらわれるのを目撃したことを、ありありと思い出します…」
なんておっしゃって笑いを取ってました。海外の方は直訳されても意味がわからなかったでしょうね…（笑）。

同じくゲスト・オブ・オナーのSF作家、デイヴィッド・ブリンさん。中国でのＳＦコンベンションに参加されたばかりとのことでした。

ご自分のことを「ヘンナガイジン」とおっしゃって笑いを取ってました。（笑）

同じくゲスト・オブ・オナーの天野喜孝さん。
うわー、本物だー！（その２）

ブリンさんのジョークを受けて
クレイジー・ジャパニーズと自己紹介なさってました。（笑）

同じくゲスト・オブ・オナーのＳＦアーティスト、
マイケル・ウィランさん。

お名前は存じ上げませんでしたが、
展示ホールで作品を堪能させていただきました。
正統派ＳＦアートという感じ。

同じくゲスト・オブ・オナー、日本のＳＦファンダムの草分け 柴野拓美さん。
老舗ＳＦ同人誌『宇宙塵』を創設なさった方だそうです。（一度だけコミケで買わせていただいたことが…）

初の日本開催に感慨無量のご様子で、
スタンディングオベーションを受けてらっしゃいました。内情を知らない私もなんだか感動してしまいました。

ずらりと並んだゲスト・オブ・オナーの皆さん。

スタートは、実行委員長が ハンマーを打つのが伝統だそうです。五日間のワールドコンの始まり始まり～♪